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モノが売れない時代に、本がバカ売れしている精神科医・和田秀樹


最近、TVや週刊誌等で引っ張りだこの和田秀樹氏は、自らのマーケティング理論で上梓された本は次々とバカ売れしています。


『モノが売れない時代のバカ売れ心理学』

2001年に『モノが売れない時代のバカ売れ心理学』という本上梓されました

精神科医として心理学の面からアプローチされたマーケティング理論は当時それほど注目されませんでしたが、今にして思うと、自らその理論を実践されたことで大きな果実を実らせています。


消費者を大きく二つのタイプに分類

シゾフレ人間

  • なんでも周囲に自分を合わせようとするパーソナリティー
  • 移り気で失敗を反省しない
  • 変身願望が強い

メランコ人間

  • あまり周囲に流されないパーソナリティー
  • 自分の価値観や好みを大切にする
  • 本当の自分探しにこだわる

内容

超高齢化社会が招くシゾフレ度の高さが、向上心・競争心・野心を失い、階層分化を平気で受け入れる傾向があります。

その他力本願からカリスマ待望論へとファシズムを引き起こす可能性も出てきます。

リーダーに求められるのは、カリスマとは相反する商売人的な資質でもあり「損して得を取れ」的な駆け引きも必要になります。

シゾフレ化が進行すると社会は停滞すると言われます。

時代はメランコ、シゾフレを繰り返してパラダイムシフトすることから、今の時代を正確に読み取れます。

まとめ

20年以上も前に書かれた本とは思えない内容で、その時代に合わせた独自のマーケッティング理論は現代にも生かされると思います。

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